神奈川県大和市が先日、「70歳を高齢者と言わない宣言」をしたことで話題になっています。
「人を年寄り扱いしないのはいいこと」とこの宣言を前向きに受け止める人の声もあるようですが、私はなんとなく「嫌だな・・・」と思ってしまいました。
70歳といえば、確かにまだまだ元気な方も大勢いるかもしれませんが、それでも壮年の頃よりは体の衰えは当然、あるはずであり、それへの配慮は必要です。
「高齢者と言わない宣言」をしたのをいいことに、これまで高齢者の方に与えられていた恩恵が奪われてしまうのではないかと思うのです。
そうでなくとも、こういう宣言をわざわざ自治体がしてしまうと、人々の意識も変わります。
「高齢者とは言わないのだから」と、例えば電車やバスの優先席にお年寄りが優先的に座ることをよしとしない人も出てくるかもしれません。
これまで高齢者といえば、ゆとりのある世代として認識されてきましたが、社会に余裕がなくなってきている昨今、どんどんこういう形で高齢者を追い詰めるような雰囲気が醸成されるのかもしれないなと思いました。